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後悔しないための会社の見分け方

転職活動の中で多くの人が感じる不安のひとつは、結局、実際には勤めてみないといろいろなことがわからないというものです。働き始めてからがっかりしてしまうようなケースも、ないわけではありません。
ここでは、後で後悔するようなことにならないためにはどのように会社を見分ければいいかということについてご紹介しましょう。

どんな会社か知るために

転職を決意したとき、誰しも、それまで勤めてきた会社よりも状況が悪くなったり、同じような環境に陥らないようにしたいという気持ちをもつことでしょう。
書類応募をする前や面接を受ける前に、応募先の企業について十分な情報を集めましょう。

求人情報は細かく見る

ハローワークや転職サイトなどに記載されている情報をよく確認します。気をつけるべきは雇用の条件です。気になる企業があれば必ずメモしておきます。
いくつか候補が決めた後で、自分で見くらべることができるようにしておくといいでしょう。

ホームページをチェックする

応募を検討している企業のホームページなども熟読し、要点や気になる部分をメモしましょう。そのホームページがきちんと更新されているかどうかなども大事なチェックポイントです。更新する内容が特にないという場合もあるでしょうけれども、ホームページが何年も前に開設したままになっているような企業は、社外に対する意識が高いとは言えないと判断できると思います。

現地に行ってみる

勤めたいと思う企業であれば、通勤圏内かどうかということも大事なポイントになります。この企業で働けるなら引っ越してもいいと思う場合でも、いや、そんな場合はなおさら、その企業がある場所を訪れてみることはしたほうがいいでしょう。勤めることになれば毎日通う場所ですし、何よりも、その場所を訪れることで、周辺の状況や会社の雰囲気がわかり、そこに毎日通う自分をイメージできるようになります。
もちろん、アポイントなしで訪問するということではありません。

面接という機会でチェックすべきこと

職場見学などの機会を設け、アポイントメントをとって訪問することができる企業もありますが、実際に働きたいと感じた企業にはためらわずに書類を送り、面接を申し込みましょう。
どんな会社なのかという情報を最もたくさん得ることができるのは、対面で話をすることができる面接の機会です。面接は企業が一方的に求職者を判断するためのものではなく、求職者の側が企業を判断するための重要な機会である、ということを知っておきましょう。

職場環境をチェックしよう

書類審査が通ったら、たいていの場合は職場のオフィスで面接することになるでしょう。もちろん社員が勤務している場所ではなく、応接室や会議室に通される場合がほとんどだと思いますが、外からは見れない部分に自分が入れるのは大事なチャンスです。会社の入り口や受付を担当している従業員の対応、すれちがった従業員の姿や表情など、その場所でしか見ることができない部分をしっかりと見ておきましょう。

面接官の質を見きわめる

書類審査が通って、面接の機会を与えられたということは、企業側はあなたが必要である可能性があると判断し、関心をもっているということです。
ですから、面接で気おくれしたり、必要以上に緊張する必要はありません。企業は人が欲しいから求人しているのであり、あなたはそれを見て応募しているのですから、両者は対等の立場です。人を募集していない会社に自分を押し売りしようとしているわけではないということを意識してください。
ところが、面接時に対応が横柄であったり、適当だと感じられるような企業も中にはあります。中には、「不慣れな面接官」もいるかもしれません。そのときは、「経験者が語る『経営状態が危うい会社の見分け方』」という記事のことを思い出して、注意深く観察してみてください。
そこで働きたいという人が来ているのに、きちんとした態度や礼節が感じられない場合は、実際に勤めはじめたとしても、同じ状況が続くと思っていいと思います。

求人情報と食い違っている点はないか

面接では、事前に得た求人情報で気になった点を残さずに質問しましょう。答えに曖昧な点がないかということもしっかり判断する必要があります。
ときには、面接時に、募集していない職種を勧められたり、希望していない雇用形態を打診されるようなこともあります。雇用条件の待遇を下げたり、勤務時間などが事前情報と異なる場合があるかもしれません。
面接したからといって、その会社に入らなければならないということはありません。
企業側に都合の良いように扱われていると感じたそんな場合には、面接を滞りなく終わらせることができても、辞退という選択肢は捨てずにおきましょう。

離職率について

面接時に聞けるなら、離職率について質問してみましょう。
その質問にすぐに答えてくれる企業なら、なぜ今、人材が欲しいのかということについて話してくれることでしょう。離職率について触れられたくないような様子の返答が戻ってきたら、そこには何らかのマイナスな事情があると判断せざるを得ないでしょう。

まとめ

後悔しないために会社を見分けるためには、その会社のことをよく知ることが大切です。
わからないこと、知らないことが残ったままに就職の手続きを進めることは大変危険です。
事前に得た情報や自分がイメージしていたことと違うと感じられる部分が少しでもあれば、無理に話を進めるべきではありません。早く転職先を見つけたいとあせってしまって、安易に決めることは絶対に避けましょう。
情報をきちんと精査しながら、ひとつの会社にこだわらることなく、自分自身で会社を選ぶことができるようになります。
求人と求職というのは、企業と求職者の双方がプラスになるためのものですから、双方が満足できるように落ち着いて考えて進めましょう。