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新しい職場で1週間で信頼される方法

転職して新しい環境で働きはじめると、それなりに緊張し、気を使ってしまうものです。
一日も早く仕事に慣れ、周りの人たちと打ち解けたいと誰しも思いますよね。
今回は新しい職場での仕事に慣れるためのヒントをご紹介しましょう。

はじめの1週間で周りを知ろう!

たいていの会社では、出勤初日から1週間くらいは、上司、先輩、同僚が気を遣ってくれるものです。その後は、周囲も自分の仕事に集中するため、声をかけてくれることはだんだん減っていくでしょう。そこで、まずあなたが勝負をかけるのは、はじめの1週間ということになります。
 

座席表を作って周りの名前を覚えよう

自己紹介の挨拶などの一連のセレモニーが終われば、周囲は自分の仕事に戻ってしまいます。そして、あなたはひとりデスクで、しばしの間、放置状態になってしまうかもしれません。
そんなとき、会社の資料や書類を見ているのもいいですが、その時間をムダにしてはいけません。特に指示されたことがなければ、周りの人の名前を覚えることから始めましょう。
フロア全体、少なくとも自分がいる島にいる人は、とくに必須です。名前を覚えるのに必要なアイテムは、座席表です。まだ自分用のパソコンがセッティングされていないような場合は、手書きでも構いません。座席表を作りながら、挨拶はしたけど名前を覚えられなかった人がいたら、名前がわかっている人に遠慮せずに尋ねましょう。これは、あなたからまわりに声をかける貴重なきっかけにもなります。声をかけるときは「○○さん、よろしいですか?」と名前で呼びかけるといったことも大切です。

いよいよ本命!周りとの信頼関係を築こう

職場や仕事に慣れる方法の本命は、一にも二にも周りとの信頼関係づくりです。
信頼を得られれば仕事を任され、助けてくれる人も自然と増えていきます。周囲のサポートに感謝を表すことで信頼が増せば、さらに経験を積むことができます。こういった好循環につなげることが、あなたのミッションです。
上司、先輩、同僚などの名前を覚えた頃、これらの人たちの中から仕事上で常に関わる人たちが数人現れることでしょう。例えば、島の中で、両隣りか、お向かいに座る人だったりする人たちです。まずはこの人たちをターゲットに、信頼関係をつくっていきましょう。

好感度を上げる「すいません感」を醸し出そう

あなたがすぐに周囲の人すべてを感心させる仕事ができればいいのですが、最初からそのように本領を発揮できる人はなかなかいないかもしれません。
初めての仕事にミスをしたり、確認不足で失敗したりすることもあるでしょう。大事なのはその時のあなたの態度、言動です。
例えば指示通りの仕事をしたつもりだったのに、指示した人から注意を受けたとします。
「指示の仕方、説明の仕方が悪いからだろ!」
心の中でそんなことを思ったとしても、決してそれを表情や態度に表してはいけません。ましてや言い訳、皮肉などを口にするのは絶対NGです。ひたすら素直に「すみません」感を出しながら、注意を受ける姿勢をキープしましょう。
そういうあなたの姿は、必ず周囲に見られています。もしかすると、あなたと同じような被害者がその中にいて、同情票を獲得するかもしれません。
また、指示を受ける場合はメモとペンを持ちましょう。「自分は記憶力に自信があるからそんなものは必要ない」と思う人もいるかもしれませんが、書くフリでも構わないので、必ずメモとペンを持ちながら指示を聞きましょう。そんなあなたの姿勢が好感度を上げ、きっと徐々に周囲の信頼を得ていくきっかけとなるでしょう。
しかし、何度も同じミスを繰り返すのは、これらのことがすべて裏目に出て、逆効果になってしまいますから、くれぐれも注意しましょう。

自分を知ってもらおう、そして相手のことを知ろう

「新しい職場で人間関係を円滑にするコツ」」という記事にも書きましたが、職場という小さな社会で楽しく生活していくには、良い人間関係の構築を構築し、多くの人と、相互の信頼関係を作っていく必要があります。
ランチタイムは、好感度を上げ、信頼関係を作る大きなチャンスです。ランチのスタイルは人それぞれですが、とにかく誰かとランチをともにしましょう。
ランチタイムは一応、私語が許される時間帯ですから、はじめは他愛のない世間話、社内情報の収集ができれば上出来です。徐々に自分のエピソードなどを交えていき、大げさに言えば、自分をさらけ出すぐらいのイメージをもって、積極的に話す努力をしてみましょう。
こうしたやりとりを継続することが、相手の警戒心を薄め、やがては信頼につながることでしょう。相手も自分のことを話してくれるようになったら、警戒心が薄まっている証拠です。

残業時間も積極活用

もう一つのチャンスは、終業時刻を少し過ぎたあたりにあります。誰しも、緊張と集中が若干緩む時間帯です。
「おつかれさまでした」「お先に失礼します」の声があちこちで聞かれます。そんな中、あなたは信頼を獲得するためにひと勝負出てみましょう。
それは、周囲の方に「何かお手伝いすることはありませんか」の声かけです。
終業時刻のベルと同時に一斉に退社する工場などであれば違いますが、何人かの社員はたいてい残業しているはずです。ここでかけられたあなたのひと声は効果的です。
入社したばかりのあなたに頼めるようなたとえ何も仕事がなくても、あなたのそうした姿勢に好感を持つ人がいます。
残業時間は、通常の就業時間とは職場の空気が少し変わります。もし、あなたが誰かからお手伝いを頼まれれば、ある種、ランチタイムと同様の雰囲気を作り出せるかも知れません。場合によっては、ランチタイムよりも打ち解けて濃厚な話をすることができ、自分を知ってもらい、相手を知ることができるかも知れません。
もちろん、上着を着てカバンを手にしているような、「帰ります感」満々での声かけは避けたほうがいいでしょう。

まとめ ~最初の1週間の後は3カ月を全力疾走で

新しい職場で仕事に慣れる方法について、「周囲との信頼関係づくり」という面から、いくつかのヒントをご紹介しました。
もう薄々お気づきの方も中にはいらっしゃると思いますが、これらはすべて、あなたの「コミュニケーション力」を問うものばかりです。
コミュニケーションを円滑にするキーワードのひとつに、「自己開示と他者理解」というものがあります。これは自分を知ってもらい、周りを理解することです。
コミュニケーションの取り方がわからない人は、ぜひここから始めてみてください。そして、まずは3ヶ月間、ミッションの完遂に向けて、全力疾走で周囲との信頼関係づくりに力を注ぎましょう。
転職した会社で、あなたは即戦力として期待されています。前向きに積極性をもてば、必ず受け入れてもらえます。
ただ、いくら積極的にと言っても、周囲の人に質問することは相手の時間をもらうことだということを忘れずに。質問して答えてもらったら、感謝の気持ちを表すことも怠らないようにしましょう。